傾聴療法士養成講座、始まりました。③

前回からの続きとなります。

松本先生の教える傾聴を簡潔に書くと

”事柄を追うな、感情を受け止めろ”

となります。

ただし、あくまでもカウンセリングを前提とした傾聴です。カウンセラーに辛くて苦しい思いや気持ちを打ち明ける、クライエントさんを前提としています。

普段の日常会話で、辛くて苦しい胸の内を、自分の身近の人に話す人ってほとんどいないのではないでしょうか・・・。仮に話したとしても、おそらく感情を受け止めてもらえなくて

「こんなんじゃ話すんじゃなかった」

っと、心の内で思う人がほとんだと思います。

話を松本先生の教える傾聴に戻します。とにかく松本先生は、知識や技術の話はほとんどしません。人の支援をしようとする人の根本的な事を口を酸っぱくしてお話ししてくれます。

「一生懸命聴け、一生懸命聴け」

「大事にしろ、大事にしろ」

「話を聴かせていただくんだ」

「その人の辛くて苦しい感情を全身で感じて受け止めろ」

「最後に一言、お返しするだけでいい」

など、松本先生がよく口にするお言葉です。結局はどれだけカウンセラー(聴き手)がクライエント(話し手)に

・親身になっているのか

・一生懸命になっているのか

・真剣に向き合っているのか

・覚悟を決めているのか

等、人としての在り方の話をしてくれます。こういう事を延々と話し続ける講師は日本では松本先生しか私は知りません。

他のカウンセリングを教えているところは、プログラムを段階的に組んで、実践では使えない知識を教えて、それを学んだ人達にどんどんカウンセラーの資格を与えて、クライエントさんを平然と傷つけるカウンセラーを量産しているんですから、その馬鹿さ加減に呆れてものもいえません。

結局、カウンセリングをお金儲けの道具に使っているんですから、受講している人もそこに疑問を持たないのかな~っと思います。

話がそれてしまいました。どうも他のカウンセラーやカウンセリングを教えているところの話になると、その馬鹿さ加減にヒートアップしてしまいます。

松本先生の話の続きは、次回に続きます。