自分の醜さを認めて受けいれることでありのままの自分で生きられます⑥最終話
自分の醜さに気付いた人は、とても苦しみます。
・人を都合よく使う自分
・酷い事を思う自分
・恐ろしい事を思う自分
・下心があって人と付き合う自分
他にもいろいろあるでしょう。しかし、どんなに努力しても頑張っても歯を食いしばっても、そういう自分を自分の中から追い出すことはできません。
人は決っして、神にも聖人君主にもなれないからです。では、どうしたらその苦しさから逃れられるのでしょうか?それは、その醜くて残酷でやましくて、汚い自分も自分なんだと受け入れることです。
そんな恐ろしい事できません!っという声が聞こえてきそうですね。安心してください、この世に生きている人全員そうなんですから。全人類がそうなんです、あなただけではないんですよ、醜く残酷でやましくて汚い人は。
むしろ、そこまで自分と徹底的に向き合って、自分の醜さを受け入れた自分を誉めてあげてください。大多数の人が、ありとあらゆる屁理屈で自分を美化、すなわち、「決して自分は悪くない!」というスタンスなんですから。
自分は悪くない人達が、自分たちを正当化するために的を決めて虐めて優越感を満たし、徒党を組むことで自分の保身を図っているんですから。
自分と徹底的に向き合ったあなたは、決して徒党を組んで人を虐めることはないでしょう。何一つ自分に危害を与えない人の悪口を言う事も無いでしょう。嫉妬や妬みで人を貶めることも無いでしょう。そこまで自分と向き合ったあなたなら。
私も30歳前後の時に自分の醜さを受け入れられず、苦しんで苦しんで自暴自棄になりました。体に絶えず微熱がありました。
しかし、ある本に書かれてあったフレーズを読んで救われました。そのフレーズとは
”自分で自分の醜さを認めて受け入れた人が本当に美しい人だから”
です。
今では自分の醜さを飼いならして、上手に付き合って楽に生きています。