なぜ?ですべては始まる③(最終話)

前回からの続きです。わたしはとうとう

「なぜ?人は話を真摯に聴いてもらうと嬉しんだろう?」

という疑問に対する答えをみつけました。答えは下記です。

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人間は自分の話をすると快楽中枢が刺激される:ハーバード大

脳内報酬系が喜ぶからです!脳内報酬系とは食事やセックス、お金をもらった時に活発になる脳の場所です。

自分の話を聴いてもらっている時は、快感を感じているんです。この記事を読んだ時はなるほどな~だから話を聴いてもらうと嬉しんだ~っと納得しました。

逆に聴いている人の脳は、脳内報酬系が喜んでいるわけではないので、快感を感じるはずもなく嬉しいわけでもないわけです。ただし、自分の知りたいことや興味のある話を聴いている時は脳内報酬系は喜んでいると思います。

残念ながら、この実験データは書かれておりません。

この時からなんとなく脳に興味を持ち始めました。そして去年くらいから、脳のお勉強が加速して、カウンセリングに対する一つの結論が私の中にでました。それは

「カウンセリング(傾聴)とは脳の神経回路の可塑性へのアプローチである」

ということです。可塑性とは
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可塑性[脳科学]かそせい[のうかがく]

脳を構成する神経とそのネットワークは固定したものではなく,脳には自分とその周辺の状況に応じて変化する能力があるということです。

傾聴することにより、脳を活性化させ新たな神経回路の構築を促します。文字にすると簡単ですが、実際に傾聴で実行するにはよほど真摯に、聴いて聴いて聴きまくらないと脳の可塑はおこりません。

だからカウンセラーには継続的な傾聴訓練が欠かせないんです。「なぜ?話を聴いてもらうと嬉しんだろう?」というたったひとつの「なぜ?」から始まって実に沢山の事を学んだな~っと感じています。

疑問に思うことや、腑におちない時にでてくる「なぜ?」を、深く掘っていってみてはいかがでしょうか?きっと多くの学びと新しい発見があると思います。


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