聴いてくれる人の言葉しか、話している人の耳に入らない

「小柴さんはアドバイスしてくれる!」

私が女性二人に言われた言葉です。この言葉を聞いた時

「なんのこっちゃ~!?」と思い

「おれ、アドバイスするの?」

と聞いてしまいました。なぜなら、何を言ったか全く覚えてなかったからです。

それでも女性は「アドバイスしてくれる」っと答えました。二人ともです。

このことがず~っと私の中にひっかかっていて、本を読んだり他のカウンセラーさんの話を聞いたりして、自分なりに答えを出してみました。それが

「人は自分の話を真摯に聴いてくれる人の言葉しか耳に入らない」

ということです。

日常生活で自分一人がえんえんと話し続けることってありません。わたしはこの二人の女性の話をえんえんと聴き続けました。真摯に聴いているというのが女性に伝わったんでしょうね。

話をえんえんとすることに寄って、脳の血液循環が良くなり老廃物も流されて、脳の中に「相手の話を聴くスペース」ができると思います。そのスペースに、私が言った何気ない二言三言が響いて入るんでしょうね。

また他のカウンセラーさんから聞いた話ですが、クライエントさんにこう言われたそうです。

「わたしの話をこれだけ聴いてくれる〇〇先生の言う事ならききます」

と。アドバイス好きな人はめちゃくちゃ沢山いますが、自分の言葉を相手の耳にいれたければ、相手の話を真摯に聴くことから始めましょう。それをしなければ絶対にあなたの言葉は相手の耳には入りません。