恐怖の話し手体験①
一昨日行われた講座での話です、久しぶりに恐怖体験をしました。
1:Aさんは遅れて隣にやってきた
講座に遅れてきた来たその人は、いくつかある空席の中からわたしの隣を選びました。
顔見知りの方です。この方が大変重いものを抱えていることを知っています。
これが恐怖の始まりでした。
2:ロールプレイ(傾聴の練習)始まる
4時間半の講座なので、2時間30分のところで一旦30分の休憩をはさみました。休憩終了後、いよいよロールプレイ(傾聴の練習)が始まりました。
こしば「聴き手と話し手どちらをやりますか?」
Aさん「どちらでもいいですよ」
こしば「では、話し手をやらせてください」
と言って話し始めました。
3:恐怖へのプロローグ
わたしは3月下旬に参加した、他の団体の傾聴講座の話をしました。そして開始早々
聴いてもらっている感
が全く無いのを感じとりました。ハイというあいづちは全く無し、目を空いたり閉じたりしてただただ大きくうなずくばかり。
Aさんの聴いている姿勢から”恐怖のオーラ”が漂っているのです。話せば話すほど、わたしの恐怖は増すばかり!
ヒィ~助けておかあちゃんギャ~!
私は恐怖にたえきれなくなり
こしば「話し手と聴き手を交替しましょうか?」
と、提案しました。
こしば「あいづちもなく、聴いてもらっている感が全然なくて・・・Aさんひょっとしたら話したいんじゃないかと思いまして」
Aさん「では、交替しますか?」
こしば「ハイ」
と、急遽、話し手と聴き手を交替しました。そしてAさんが話し始めました。
すると、でるわでるわ、抱えている重いものがいっぺんに吹き出しました。わたしは内心「やっぱりな~」と思いました。
感情の起伏が激しく、涙目になったり苦しさを延々と訴え続けます。わたしは自分の感情が乱れることもなく、平常心で聴き続けることができたと思います。
松本先生から”傾聴に大事なのは継続的な訓練”と教えてもらいそれを実践していたので、脳の聴く部位が鍛えられたと思います。
しかし、さすがに「ウワッ~!」っと思ってしまった場面が訪れました。Aさんにスマホで「この写真を見てください」と画面を見せられた時です。
「さすがにそれはないだろう~」っと内心思いました。凄い写真でした。
Aさんがそれほどつらく苦しかったのは十分、分かります。この写真を見せられた人はどう思うのか?と考えられないほどAさんは苦しかったんです。
感情の乱れを悟られないまま、ロールプレイは終了しました。終わった後
「さすがにあの写真はきつかったな~・・・」
と振り返っていました。
その後、松本先生が「話した人は、話したあとの気持ちを前のホワイトボードに書いてください」と言って、話し手の人達がホワイトボードに聴いてもらった感想を書き始めました。
松本先生が一人一人の感想を振り返り、良かった点、注意点を指摘してくれました。
その後、話し手と聴き手を入れ替えたロールプレイの練習が再開されました。わたしは
「きたか~!」
と内心思いつつ、話を始めました。続きは次回に書きたいと思います。
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