脳を鍛えると人の話を聴く能力が向上するのか？③

2019年5月24日2020年3月4日

前回からの続きです。

知り合いの女性カウンセラーさんに「何も分かってない！」と言われ大ショックをうけました。しかし、自分ではどこが悪いのか全く分かりませんでした。

頼みますから本音を言ってくださいと懇願して、知り合いの女性カウンセラーさんは心を鬼にして言ってくれました。

「さっきから、わたしが話すと小柴さん、いろいろ提案してくれますよね。わたしは小柴さんが気持ちよさそうに話しているから、ハイ、ハイと聴いています。傷つけてはいけないと思って」

ハイ、ハイとあいづちをして聞いているわたくし

「でも本当は、そういう提案をしてもらってもできないんです。できないから苦しいんです」

ハイ、ハイとあいづちをして聞いているわたくし

「何か言えば、すぐに提案してくるので全然聴いてもらっている気がしません。もう話すのも嫌なんです」

と、本音を言ってくれました。

なんとなんと、わたしは自分でも気づかないまま”話の乗っ取り”をしていたのです。この女性がハイ、ハイと聴いてくれるので、わたしは自分でもきづかないまま話し手になっていたのです。

そしてそれは、この女性を傷つけていたなんて・・・。

それができないから苦しいんです

わたしを傷つけてはいけないと、ずっと我慢して聴いてくれていたこの女性・・・。わたしはまたまた大ショックでした。独りよがりのアドバイス、話の乗っ取り、そして相手の女性を知らず知らずに傷つけていたこと・・・・。

全く聴けてないじゃん俺・・・相手が気を使って聴いてくれたいたことにさえ気づかないなんて・・・・

メチャクチャ落ちこみました。ワークショップに参加して聴けていない自分に気付いて少しはましになったと思ってましたが、話し易い人だと知らず知らずのうちに自分が顔を出して話を乗っ取り、相手が聴きたくもないアドバイスを、気持よく話していたなんて・・・。

ガチョ～ン！またまた谷敬さんもビックリです。（意味不明の人はスルーしてください）

自分がもうその苦しいところを乗り越え通り越してしまって、自分にはなんでもないことでも、それができないから苦しんでいる人がいる・・・。ああしろこうしろと言っても、むしろそのアドバイスが相手を苦しめている・・・。

メチャクチャ落ちこみましたが、これは深い深い学びとなりました。そして改めて、松本先生の教えがより深く理解でしました。

「だから松本先生はああいう事を言ったんだ、教えてくれたんだ」

と思いました。続きはまた次回に書きます。