脳を鍛えると人の話を聴く能力が向上するのか？②

2019年5月23日

前回からの続きです。

今から約２年前、人の話を聴けていると勘違いしていたわたしは日本精神療法学会のワークショップに参加して天狗の鼻を木っ端みじんにへし折られました。

全く聴けていない自分をまざまざと突き付けられたのです。その時の一部始終はこちらに書いてあります。

上記コラムは長い連載となりましたが、興味がある方は最後まで読んでいただけると幸いです。

結論を書くと、素人が少し聴けるようになったと勘違いしていただけでした。

全く聴けてなかったわたしは、まず知り合いの女性カウンセラーさんに頼んで、週１回、１～２時間の傾聴訓練をお願いしました。当然、私は聴き手です。意識したことは

・相手の感情を受け止めることに腐心する

・自分の心を無くし、相手の感情を感じ取る

・返事は「ハイ」

この三つを特に意識して臨みました。しかし、この傾聴訓練でも、わたしはまたまたやらかしてしまったのです。それはそれは恐ろしい事を。わたしはなんという勘違い野郎だったのでしょうか・・・

確か傾聴訓練の２回目くらいだったと思います。わたしは知り合いの女性カウンセラーさんに、振り返りのためにフィードバックをお願いしました。

「頼むから本当のことを言ってください」

と、懇願しました。じつはわたしは、自信満々だったのです。絶対高評価だと確信していました。しかし、女性カウンセラーさんからでた言葉は真逆でした。

「小柴さん、何も分かってない」

ガチョ～ン！谷敬さんもビックリです（このギャク知らない人はスルーしてください）

大ショックでした。一体何が悪かったのか？わたしは検討もつきませんでした。

この女性カウンセラーさんはめちゃくちゃ繊細で、人を傷つけることが超苦手です。それはそれは言いづらそうでした。そこを

「わたし（小柴）のためを思って言いにくいと思いますが、本当のことを言ってください」

と懇願しました。そして女性カウンセラーさんからでた言葉で、またまた天狗の鼻をへし折られました。

続きはまた次回に書きます。